心が軽くなるチャクラヨガ!自分を整えるひととき
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心がざわついたり、何となく体が重く感じるとき、それは「チャクラ」のバランスが乱れているサインかもしれません。
チャクラとは、体の中を流れる“エネルギーの光”のようなもの。
7つのチャクラは、それぞれ心や体、感情をつかさどっていて、ヨガはそのエネルギーを整えるための最も穏やかで自然な方法です。
深く呼吸をしながらポーズを取ると、滞っていたエネルギーが少しずつ流れはじめ、心も体もやさしく解きほぐされていきます。
このブログでは、7つのチャクラに対応するヨガポーズと、それぞれのエネルギーを感じるためのヒントを紹介します。
チャクラとは
私たちの体の中には、目には見えないけれど、光のようなエネルギーの流れが存在しています。
それは、生命のリズムそのもの。
ヨガや瞑想をしているときに感じる「心がスッと軽くなる瞬間」や「深い安心感に包まれる感覚」それはまさに、このエネルギーが整っているサインです。
このエネルギーの流れを司るのが「チャクラ(chakra)」です。
チャクラとはサンスクリット語で「輪」「車輪」という意味を持ち、エネルギーがくるくると回転しながら流れる場所を指します。
それぞれのチャクラは、体と心、そして魂を結ぶ“光の渦”のような存在です。
チャクラが整うとどうなる?
- 心が穏やかになり、イライラや不安が減る
- 自分を責めず、ありのままを受け入れられるようになる
- 行動力や集中力が高まり、前向きなエネルギーが湧く
- 愛や感謝の気持ちが自然にあふれる
- 自分の思いや感情を素直に表現できる
- 直感が冴え、タイミングやご縁が自然と整う
- 睡眠の質が上がり、心身が深くリラックスする
- 呼吸が深くなり、心と体のつながりを感じやすくなる
- 人との関係がスムーズになり、優しい気持ちで接せられる
- 自然や宇宙との一体感を感じ、安心感に包まれる
7つのチャクラと対応ポーズの図解・説明表
無理せず呼吸をゆっくり深く行うことが大切。
最後にシャバーサナ(屍のポーズ)でエネルギーを全身に広げましょう。
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チャクラ |
チャクラのテーマ |
対応ポーズ(アーサナ) |
ポーズのやり方 |
意識するポイント |
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第1チャクラ(ムーラダーラ) |
安心・安定・グラウンディング |
山のポーズ(タダーサナ) |
足を肩幅に開いて立ち、背筋を伸ばす。足裏で大地を感じながら呼吸する。 |
足の裏から赤い光が上がるイメージで「私はここにいる」と意識。 |
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第2チャクラ(スヴァディシュターナ) |
感情・創造性・女性性 |
バタフライポーズ(バッダコーナアーサナ) |
座って足の裏を合わせ、両手で足を持つ。膝を上下にやさしく動かす。 |
骨盤の中にオレンジの光を感じ、感情を解き放つイメージ。 |
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第3チャクラ(マニプーラ) |
自信・意志・行動力 |
ボートポーズ(ナヴァーサナ) |
座って膝を立て、足を持ち上げバランスを取る。お腹に力を入れる。 |
みぞおちに黄色の光を感じ、「私はできる」と心で唱える。 |
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第4チャクラ(アナハタ) |
愛・調和・自己受容 |
コブラのポーズ(ブジャンガアーサナ) |
うつ伏せで両手を胸の横に置き、吸いながら上体を持ち上げる。 |
胸に緑やピンクの光が広がり、愛を受け入れる感覚を味わう。 |
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第5チャクラ(ヴィシュッダ) |
表現・真実・信頼 |
魚のポーズ(マツヤアーサナ) |
仰向けになり胸を持ち上げ、頭のてっぺんを床につける。 |
喉に青い光を感じ、「真実の言葉を伝える」と意識。 |
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第6チャクラ(アージュニャー) |
直感・洞察・内なる導き |
チャイルドポーズ(バラーサナ) |
正座から上体を前に倒し、額を床につける。腕は前または体の横に。 |
眉間に藍色の光を感じ、心を静めて内側の声を聴く。 |
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第7チャクラ(サハスラーラ) |
宇宙意識・悟り・光 |
瞑想ポーズ(スカーサナ/パドマアーサナ) |
あぐらで座り、背筋を伸ばす。手のひらを上にして膝の上へ。 |
頭頂に白や紫の光が降り注ぎ、宇宙と一体になるイメージ。 |
ヨガでチャクラを整えるときの注意点
無理をせず「感じること」を優先する
チャクラヨガは、ポーズを“完璧に取ること”が目的ではありません。
体を伸ばすことよりも、呼吸とエネルギーの流れを感じることが大切です。
「ここが温かい」「ここに光を感じる」その感覚を信じてあげましょう。
グラウンディングを忘れない
チャクラワークでは、特に上のチャクラ(第6・第7)を意識する時、エネルギーが頭の方に偏り、ふわふわとした感覚になることがあります。
そんな時は、第1チャクラ(足元・尾てい骨)を意識して、足裏で大地を感じ、呼吸をゆっくり深めてください。
エネルギーは「地に根ざす」ことで安定します。
ネガティブな感情を無理に消そうとしない
ヨガ中に、涙が出たり、不安や怒りが浮かんだりすることがあります。
それは、滞っていたエネルギーが解放されているサインです。
「悪いこと」ではなく、「浄化のプロセス」。
その感情を否定せず、「いま手放しているんだ」と優しく見守りましょう。
比較しない・焦らない
チャクラの活性化は人によって感じ方がまったく違います。
色が見えたり、温かさを感じたり、何も感じなかったり、どれもOKです。
チャクラは“信じる力”によって開いていくので、焦らず、あなたのペースで続けてください。
呼吸を深く、意識を今ここに
チャクラを整えるとき、呼吸は“エネルギーの道”そのもの。
息を吐くたびに滞りを手放し、吸うたびに光を取り込むイメージで行いましょう。
呼吸が浅くなっているときは、エネルギーも滞ります。
“ゆっくり・深く・静かに”呼吸こそ、チャクラヨガの基本です。
浄化のサポートを取り入れる
チャクラワークのあとには、セージやお香を焚いたり、クリスタルをそばに置いたり、ハーブティーを飲むのもおすすめです。
香り・音・光・自然はすべてエネルギーを調えるサポートになります。
終わったあとに“静寂の時間”を持つ
ヨガの最後は、すぐに立ち上がらず、シャバーサナ(仰向けのリラックス)で静かに内側を感じましょう。
チャクラが整ったあとは、エネルギーが繊細になっているため、静けさの中で“整った感覚”を体に染み込ませる時間が大切です。
まとめ
チャクラヨガは、特別なことをするわけではなく、呼吸と意識をゆっくり整えることで心と体をつなぐ時間です。
難しい知識がなくても大丈夫。
山のポーズで地に足をつけ、チャイルドポーズで心を静め、瞑想ポーズで自分の中の光を感じる、それだけで、エネルギーの流れは自然に整っていきます。
忙しい毎日の中で、たった5分でも自分を見つめる時間をつくること。
それが、チャクラを整え、心を軽くしてくれる第一歩です。