
ヨガで体幹を鍛えて痩せる!初心者でもできる10分ダイエット習慣
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「食事制限しても体重が落ちない」「運動しても下腹が気になる」——そんな悩みを抱えていませんか?
実は、ダイエットがうまくいかない原因のひとつが 体幹の弱さ です。
体幹を鍛えると代謝が上がり、姿勢も整い、痩せやすい体質に近づくことができます。
そこで今回は、ヨガを通じて体幹を強化し、ダイエット効果を高める方法をご紹介します。
体幹とは?ダイエットとの関係
体幹の意味(お腹・背中・骨盤まわりの筋肉)
「体幹」とは、腕や脚を除いた胴体部分のことを指します。
特に大切なのは、お腹・背中・骨盤まわりの筋肉群。
- 腹直筋(シックスパックを作る表面の筋肉)
- 腹横筋(コルセットのように内臓を支える筋肉)
- 多裂筋(背骨を安定させる筋肉)
- 横隔膜(呼吸を助ける筋肉)
- 骨盤底筋群(内臓を下から支える筋肉)
これらを総称して「体幹」と呼び、インナーマッスル(深層筋)ともつながっています。
基礎代謝を支える重要な筋肉群
体幹は「姿勢を保つ」ために常に働いているため、活動量が多く、基礎代謝を大きく支えている筋肉群でもあります。
基礎代謝は1日の消費カロリーの約70%を占めているので、体幹が強いほど「何もしなくても消費できるエネルギー」が増えます。
つまり、体幹を鍛えることは「痩せやすい体質作り」の第一歩になるのです。
体幹が弱いと起こること
体幹が弱いと、次のような不調や体型の悩みにつながります。
- 姿勢の崩れ(猫背・反り腰) → お腹がぽっこり出やすい
- 骨盤の歪み → 下半身太りやむくみの原因に
- 筋肉のバランス低下 → 腰痛や肩こりを引き起こす
- 代謝の低下 → 脂肪が燃えにくく、太りやすい体質に
このように、体幹の弱さは「太りやすさ」だけでなく「不調」にも直結しています。
体幹を鍛えると「燃焼しやすい体」になる理由
体幹を鍛えると、次のような変化が起こります。
- 基礎代謝アップ → 1日の消費カロリーが自然に増える
- 姿勢が改善 → 胸が開き呼吸が深くなり、酸素を取り込んで脂肪燃焼効率アップ
- 内臓の位置が整う → ぽっこりお腹が引き締まり、消化・代謝がスムーズに
- 動作が効率的に → 普段の歩きや家事でもエネルギー消費が高まる
つまり、体幹を強化することは「運動中の消費カロリーを増やす」だけでなく、「普段の生活そのものをダイエットにつなげる」ことになるのです。
ヨガで体幹を鍛えるメリット
有酸素運動+筋トレの要素がある
ヨガは「ゆったりした動き」というイメージが強いですが、実際は呼吸に合わせてポーズをキープすることで筋肉をしっかり使います。
- ポーズを維持する=筋トレ効果
- 呼吸を深める=有酸素運動効果
この二つを同時に行えるのがヨガの大きな強み。体幹を意識しながら動くと、筋力を鍛えつつ脂肪燃焼を促すことができます。
インナーマッスルを無理なく強化できる
ヨガは反動や瞬発力を使わず、ゆっくり・静かに筋肉を働かせるのが特徴。
これによって、表面的な筋肉だけでなく、深層部のインナーマッスルを鍛えることができます。
特に体幹の深層筋(腹横筋・多裂筋・骨盤底筋など)は、通常の筋トレでは意識しにくいですが、ヨガのポーズで自然と刺激されます。
そのため、無理なく体幹を引き締められるのです。
呼吸と合わせることで脂肪燃焼効果が高まる
ヨガでは「腹式呼吸」や「胸式呼吸」を使い分けながらポーズを行います。
深い呼吸を続けることで、
- 体内に多くの酸素が取り込まれる
- 脂肪が燃えるときに必要な酸素がしっかり供給される
- 自律神経が整い、代謝がアップする
結果として、同じ動きでも呼吸を意識することで脂肪燃焼効率が高まり、ダイエット効果につながります。
続けるほど姿勢改善 → 見た目もスリムに
体幹を鍛えることで、自然と姿勢が良くなります。猫背や反り腰が改善されると、内臓の位置が整い、ぽっこりお腹がスッキリ。
また、姿勢が伸びることで、同じ体重でも「見た目が痩せて見える」効果があります。
さらに、正しい姿勢は普段の立ち姿・歩き方の消費カロリーも上げてくれるため、継続するほど「太りにくい日常」を作り出します。
ダイエットにおすすめのヨガ体幹ポーズと効果一覧
ポーズ名 |
主に鍛えられる部位 |
効果 |
ダイエットへのポイント |
プランクポーズ |
腹筋・背筋・肩・腕・体幹全体 |
姿勢改善、基礎代謝アップ、体幹の安定 |
全身をバランスよく鍛え、短時間でも脂肪燃焼効果が高い |
舟のポーズ |
下腹部・腹斜筋・腸腰筋 |
お腹引き締め、バランス感覚UP |
ぽっこりお腹解消に効果的、女性に人気の「お腹痩せ」ポーズ |
椅子のポーズ |
太もも・お尻・ふくらはぎ・腹筋・背筋 |
下半身の筋力強化、美脚・美尻効果 |
大きな筋肉を使うため消費カロリーが高く、代謝を効率的に上げる |
戦士のポーズⅡ |
太もも・股関節・体幹 |
代謝アップ、血流促進、姿勢改善 |
力強いポーズで脂肪燃焼効率を高め、「燃やす体」づくりに役立つ |
初心者向け・1日10分ヨガ体幹ルーティン
時間目安 |
ポーズ |
ポイント |
効果 |
1分 |
深呼吸+軽いストレッチ |
ヨガマットの上であぐら、背筋を伸ばし深い呼吸を3回 |
リラックス&体幹を意識する準備 |
2分 |
プランクポーズ |
手とつま先で体を一直線にキープ、腰が落ちないよう注意 |
体幹全体を引き締め、代謝アップ |
2分 |
舟のポーズ |
座った状態で足を持ち上げ、背筋を伸ばしてV字をキープ |
下腹部を引き締め、ぽっこりお腹解消 |
2分 |
椅子のポーズ |
両足を肩幅に開き、膝を曲げて椅子に座るような姿勢をキープ |
下半身の大きな筋肉を鍛え、脂肪燃焼促進 |
2分 |
戦士のポーズⅡ |
足を大きく開いて片膝を曲げ、腕を左右に伸ばす |
下半身強化・血流改善・姿勢アップ |
1分 |
シャバーサナ(仰向けで休む) |
仰向けで全身を脱力、自然呼吸で心を落ち着ける |
クールダウン&自律神経を整える |
取り入れやすい実践方法
1日10分〜でOK
ヨガは長時間行わなくても効果を感じられるのが特徴です。
「1日10分」から始めれば十分で、体幹が少しずつ鍛えられ、代謝もアップしていきます。
短時間でも毎日継続することで「痩せやすい体質づくり」につながります。
朝のストレッチ代わりに行う
朝起きてすぐにヨガを取り入れると、眠っていた体が目覚め、血流が良くなります。
- 脳がスッキリして集中力アップ
- 胃腸が刺激されて消化が整う
- 一日を代謝の高い状態でスタートできる
「朝ヨガ」はダイエットだけでなく、生活リズムの改善にも効果的です。
夜、寝る前にリラックスを兼ねて行う
夜のヨガは、交感神経から副交感神経へスムーズに切り替えるサポートをしてくれます。
体幹を意識したポーズをとると軽い筋肉刺激になり、その後の深いリラックスにつながります。
結果、睡眠の質が高まり、成長ホルモンの分泌が促進され、脂肪燃焼効果がさらにアップします。
続けやすくするための工夫
継続こそがダイエット成功のカギ。続ける工夫をすると習慣化しやすいです。
- お気に入りのヨガマットを使う(気分が上がる)
- 好きな音楽を流しながら行う(リラックス効果)
- 動画やアプリを利用して真似しながら行う(飽きにくい)
- スマホやカレンダーに「ヨガ時間」を記録して、達成感を味わう
こうした小さな工夫が「続けやすいヨガ習慣」につながります。
成功のポイントと注意点
すぐに体重が減るわけではない
ヨガは激しい有酸素運動や筋トレのように「短期間で大幅に体重を落とす」ものではありません。
最初に実感できるのは、姿勢改善やお腹・背中の引き締まりです。
つまり、見た目の変化が先に出て、体重は後からついてくるのがヨガの特徴。
体重の数字にとらわれず、「体型の変化」を感じながら続けることが大切です。
無理なポーズはせず、自分のペースで
ヨガの良さは「競争ではなく、自分のために行う運動」であること。
無理に深くポーズを取ろうとすると、腰や膝を痛める原因になります。
特に初心者は、呼吸が止まらない範囲で、心地よい伸びを感じる程度で十分。
大切なのは「正しいフォームを意識すること」で、深さよりも丁寧さを重視すると安全で効果的です。
食事・睡眠とのバランスが大事
ヨガだけで痩せるのは難しく、生活習慣全体を整えることがダイエット成功の近道です。
- 食事:腹八分目を意識し、タンパク質と野菜をしっかり摂る
- 睡眠:成長ホルモンが分泌される夜の時間帯にしっかり眠る
- 水分補給:代謝を促すためにこまめに水を飲む
ヨガで体幹を鍛えながら、食事や睡眠の質を整えることで、痩せやすく太りにくい体を作ることができます。
継続が一番のポイント
「1日30分を週に1回」よりも、「1日10分を毎日」の方が効果的です。
短時間でも毎日の積み重ねが基礎代謝を底上げし、体型や体質を変えていきます。
小さな習慣が大きな変化を生むので、無理なく続けられる仕組みを作りましょう。
まとめ
ヨガは、激しい運動が苦手な人でも始めやすく、体幹を鍛えることで代謝を高め、自然と痩せやすい体を作ってくれます。
体重の変化よりもまず「引き締まり」「姿勢改善」といった効果を実感できるのが魅力。
1日10分から無理なく続けることで、日常生活そのものがダイエットにつながります。
大切なのは、無理せず自分のペースで続けること。
お気に入りのマットや音楽を取り入れて楽しく習慣化すれば、ストレスなく続けられます。
ヨガで体幹を鍛え、健康的でしなやかな理想の体型を目指しましょう。